満了ありがとうございます
※風俗嬢のつぶやき
ラブホテル街にはときどきなぜか小さな公園がある。滑り台とかブランコだとか遊具もある。だれがそんなところで遊ぶっていうんだ。
でもわたしは夢想する。ネオンのあやうげな光に照らされながら、そこのブランコに乗ってかつての幼馴染と来し方行く末について語り合うんだ。そうかおまえも色々辛かったんだな、うんうん、頑張ってるよ。
でもそんな幼馴染なんて、実はいないんだ。だからわたしは食べては吐き、そしてホストで飲んでは吐く。
くだらない話だよ。それにしても、なんだってんだよ、あの公園は。